彼女いるのに他の女がかわいいのは普通。アウトなのは思ったあと
恋愛の喜怒哀楽
エスカレーターを降りた先に、白いワンピースの女の子がいた。 友達と笑いながら、髪を耳にかける。 その仕草に、二十八歳の健太の視線が一秒だけ止まった。 隣には、付き合って二年目の彼女。 あそこ、新作のスニーカーあるって。 彼女の声で我に返ったとき、手のひらが汗ばんでいたそう。 好きなわけじゃない。 名前も知らない。 かわいい、と思った事実がひとつ残っただけ。 帰り道、腕を組んできた彼女の手を、健太はいつもより強く握り返した。 握っていないと、あの時の一秒が胸の中で育ってしまいそうで。 ...仕事の話しかしない男性は脈なし。3回目のデートで見切っていい理由
自己中・わがまま
二時間ぶんの、彼が担当するプロジェクトの話。 26歳の水希が、初デートで浴びたもの。 話しているあいだ、相手の目はずっと輝いていたそう。 ただ、その光が向いている先は、向かいに座る自分じゃなかった。 途中で、休日の話を振ってみた。 日曜も資料作ってる。 話は、たちまち会社へ戻っていく。 うなずき続けた首の後ろが、帰るころにはこわばっていたって。 私、なんの会に来たんだっけ… 別れ際の楽しかった、は社内の懇親会の締めのあいさつそっくり。 そのあと、二回目の誘いは届かなかった。 自分の受け...スタンプだけ返信男の心理。返事に数えなくていい理由と対処法
自己嫌悪
送ったのは、長文。 返ってきたのは、泣いているパンダが一匹。 それっきり、文字はひとつも来ない。 若葉さんは25歳。 その日やらかした小さな失敗を、長めの文で彼に送った。 パンダのあとに、何も続かない。 読んだよ、って意味なのは、ちゃんとわかってる。 わかってるのに、失敗を置いた場所が、誰も住んでない部屋みたいに見えたって。 どうしたの?のひと言が来れば、失敗は二人のものになる。 来なければ、ただのひとり言のまま。 スタンプだけだと寂しい、と送ってみた。 次に来たのは、ごめん、と、また...彼氏いるのにラインしてくる女の心理。脈ありじゃない理由と返し方
別れ・迷い
聞いてくれてありがとう。 スマホが鳴って、この一文が届くのは、決まって夜の十時過ぎ。 送り主には、一緒に暮らしている彼氏がいる。 27歳の宗介に届くメッセージは、最初は仕事の愚痴だった。 愚痴のあとには、必ずありがとうがつく。 ありがとうの多い週は、彼女が彼氏とあまり話せていない週。 それに気づいたのは、しばらくたってからだったそう。 それ、彼氏に言えば?と返すと、あの人は忙しいから、と来る。 忙しい人の隣にいながら、空いている男の通知を増やしている。 本人に、悪意は見えなかった。 ...タイミングが合えばと言う女の本音。脈なしのサインと唯一の返し方
自己中・わがまま
一回目は、今週は忙しくて、タイミングが合えば。 二回目は、今ちょっと立て込んでて、またタイミングが合えばぜひ。 三回目は、タイミングさえ合えば行きたい。 三回とも、笑顔の絵文字つき。 27歳の航平さんは、同じ相手からこの言葉を三回受け取った。 自分の土曜は、ずっと空いていた。 相手のタイミングだけが、一度も数字にならなかったの。 四回目の誘いを打ちかけて、航平さんは指を止めた。 怒ったからじゃない。 合えば、の主語が自分じゃないと気づいたから。 誰がいつ合わせるのか、どこにも書かれて...彼女いるのに他の女をかわいいと言う男の心理は正直ではなく無神経
恋愛の喜怒哀楽
「今の子、かわいくなかった?」 映画館を出てすぐ、彼がそう聞いてきた。 スクリーンに映っていた、女優の話。 26歳の千夏さんは、うん、きれいだね、と返した。 返したあとで、胸の奥がズンと沈んだそう。 嫉妬とは、ちょっと違う。 隣にいる自分の顔が、比べる材料にされた気がしたから。 比較って、口に出されなくても勝手に始まっちゃうのよね。 その夜の別れ際、今日もかわいいよ、と言われた。 なのに、やけに薄っぺらく聞こえたんだって。 彼女がいるのに、他の女をかわいいと言う男。 言われた側の話を、...一緒にいるのにスマホを見る心理は3つだけ。彼の本音と対処法
自己嫌悪
向かいの席で、彼の顔だけが青白く光ってる。 通知音は、鳴っていない。 それでも親指は、画面を何度も叩き起こす。 こっちの話には、うん、とだけ。 紗希、25歳。 マッチングアプリで知り合った彼との、初デートでの出来事。 注文が済むまでは、ふつうに話せていた。 料理が運ばれてきたあたりから、彼の視線が手元に落ちていったの。 帰り際には、楽しかった、と言われた。 (どこが?) 一人で来たほうが、自分の時間を自分で使えたぶんマシだった、と紗希は言う。 誘っておいて、席だけ埋める。 断られるより...元彼が電話を折り返さない心理。二度目をかける前に知ること
束縛・依存・嫉妬
十回鳴って、切れた。 一分、待つ。 五分たっても、画面は動かない。 一時間後も、暗いまま。 咲良ちゃんが元彼に電話をかけたのは、別れて三週間たった夜。 26歳。 かけた理由は、自分でもはっきりしていなかったみたい。 置き忘れた充電器のことも、ただ声が聞きたかったのも、どっちも本当。 折り返しは、来なかった。 メッセージも、送らなかった。 いちばん距離の近い手段を選んで、いちばん遠い返事をもらっちゃったわけ。 翌朝、咲良ちゃんは履歴の一行を何度も眺めた。 登録名は、まだ彼の名前のまま。 名...運気を下げる旦那の特徴と、離婚を考える前に妻が運を取り戻す方法
束縛・依存・嫉妬
盛り塩の小皿、ローズクォーツのブレスレット、黄色い長財布、セージの浄化スプレー。 レシートを並べて電卓を叩いたら、合計3万4千円だった。 どれも、夫が運んでくる悪い運を跳ね返したくて買ったもの。 それなのに、あの頃の暮らしはこれっぽっちも軽くならなかった。 運気を下げる旦那は、いる。 ここは遠慮なく言い切っていい。 ただし原因は、生まれ持った星回りでも、夫婦の相性でもない。 夫が毎日こぼす言葉や態度が、妻の手から少しずつ何かを持ち去っていく。 その何かが見えた時、わたしはようやく、...また行こうねと言う男性心理が脈ありか社交辞令かは2日で見抜ける
自己中・わがまま
日付のついていない、また行こうね。 あれは次のデートの予告編じゃない。 楽しかった夜の最後に流れる、エンドロールみたいなものなんだよね。 脈ありのサインに数えるのは、今夜でおしまいにしよう。 25歳の遥さんは、初デートの帰りに駅前でそう言われた。 今日の店、また来たいな。 彼は笑いながら、改札の向こうで手を振ったんだって。 家に着くまでずっと、次はいつだろうと考えていたそう。 翌日お礼を送ると、返ってきたのは、よかった、の一言だけ。 三日たっても、会う話は出てこない。 一週間後、今度...









